「貴意に添いかねます。」

採用担当「どうですか?入ってもらえますか?」

私「私に委ねられることなんですか?」

そんなやりとりが体験入社のときにあった。


私はもう少し他の会社のことも検討したい気持ちがあったから、

「内定を頂けるなら頂きたいです。しかし、まだ転職活動を始めたばかりで、他の会社をもう少しみたいと思っておりますから、検討させていただきたいと思っております。」

そんな風に応答したと思う。


それから大体1週間後くらいに通知が届くという話をされて、その日は終わった。


初めて面接に行ったときには、支店長と面接をした。

うつ状態だったときの話もさせていただいたが、それでも採用の方向で考えてくれていた。

それがあって、体験入社の流れになった。


ちなみに体験入社と行っても社員の営業に同行をしただけで、そこで選考などが行われたとかはないはずだ。


なのになぜ。


どうして。


通知は小さな封筒に入れられて届いた。

「貴意に添いかねる・・・」


今までのことは全部思わせぶりだったのか。

淡い期待に胸を膨らませた私は、この期待をそこの会社以外のどこに向ければいいのだろう。


最初からそんなつもりじゃないなら、変に期待させないで欲しかった。


私は何を信じればいいのだろう。


yutaka


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