自分という花を、めいいっぱい色鮮やかに咲かせることだけ。

自分の肩書きを顕示するような人間にはなりたくない。

何も持っていない自分をむしろ誇りに思っていたい。


誰かと比較することが自分の存在の価値基準になっているから、

そうやって人のことを見て笑うことが出来るんだろう。 

あるいは人のことを見て焦ったりするんだろう。 

だけど僕は、ただ小さく咲いている美しい野の花のようになりたい。

誰とも比較しないで、太陽に向かってめいいっぱい咲いている野の花のように。 

誰かを見て笑っている人がいたら、もっと自分に目を向けることを勧めてあげよう。 

誰かと比較しても、背は延びない。 

ただ、地から養分を頂いて、太陽から力をもらうことでしか育つことはできない。 

あっちの花の背が高くても、色が赤くても、それを見て羨んでも自分の遺伝子は変わらない。 

ただ自分にできるのは、自分という花をめいいっぱい色鮮やかに咲かせることだけ。

ゆたか

※北海道の馬小屋にて。


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